中国・アジアの工場進出情報
2026.11.1 Vol.38 No.19
産業アナライズ<自動車>
中国OEMの海外工場展開活発化・後編
EUが目論む中国OEM車両工場の誘致
中国OEM(自動車メーカー)の海外車両工場は、2030年代半ばには50を超える――市場調査会社の多くがこう予測する。既存の日欧米OEMが稼働率の低さで設備を持て余している、あるいは生産終了している工場は中国OEMが取得を狙っている。一方、アセアン域内でも中国OEMの現地生産は増えている。ただしアセアンから欧州への完成車輸出はいずれ難しくなる。EUが審議中のIAA(産業促進法)法案の中に「EU域内で車両組み立てを行った車両以外は補助金やカンパニーカー優遇などの措置を受けられない」との規定が盛り込まれており、この法案が成立すれば日本からの輸出車も優遇対象外になる。EUのねらいはBEV(バッテリー電気自動車)の普及であり、EUで販売されるBEVをすべてEU産にする狙いがIAAにはあるのだが……。
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