東南アジア諸国連合(ASEAN)は2月26日にマレーシアのペナンで、「安全と繁栄のためのASEANの団結(Asean Unity for Security and Prosperity)」をテーマに第19回ASEAN国防相会議(ADMM)リトリート(非公式会合)を開催した。協議では、東南アジア地域が直面する地政学的リスクの高まりに対応するには、集団的能力の強化が不可欠だとの認識の基に、加盟国が域外への外部調達の依存度を減らし、域内での防衛産業の供給網(サプライチェーン)構築を検討していくことで合意をみた。今後、ASEAN各国の防衛関連企業が注目されそうだ。