中国・アジアの工場進出情報

2025.2.1 Vol.37 No.2
FOCUS
2025年の最低賃金状況
アジア各国で引き上げ相次ぐ

 アジアで最低賃金の引き上げが加速している。各国政府はこれまで経済界への遠慮や、安価で豊富な労働力を外国企業にアピールしたい思惑から「可能な限り上昇を抑えたい」という姿勢だったが、物価高への対応、労働力の流出防止といった観点から、「積極姿勢」へと変化しつつある。とくにASEANが顕著で、CLMV諸国(カンボジア、ベトナム、ラオス、ミャンマー)を除き、首都および主要都市では中国平均を超える水準となっている。
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