中国・アジアの工場進出情報

2025.2.1 Vol.37 No.2
産業アナライズ<自動車>
グリーン水素の日韓協力は進むか
中国は電池の次に水素を狙っている

 韓国は2020年1月、世界でもっとも早く国家としての水素利用方針をまとめた水素法を制定した。官民一体で水素エネルギーの社会実装化に取り組んでいる。政府では産業通商資源部と環境部が中心となり、業界団体としてH2コリアとコリアH2ビジネスサミットが活動している。昨年6月にはソウルで第1回日韓水素アンモニア等協力対話が開催され、この分野での協力を進めることで両国が一致した。自動車での水素利用も進むと予測されており、日本はトヨタ、韓国はヒョンデ(現代自動車)がその中心にいる。その一方で昨年来、世界各地の水素プロジェクトに遅れが目立つ。最大の理由は水素価格の高騰だ。
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