中国・アジアの工場進出情報
2025.1.1・15 Vol.37 No.1
FOCUS
2024年のアジア投資を振り返る
米中デカップリングの加速は既定路線
2024年のアジア経済は、2023年に引き続き低調に始まったものの、夏頃から米国向け輸出を中心とした外需に牽引される形で回復に向かった。ただ、中国経済の回復が遅れたことも影響し、内需は各国とも本調子には至っていない。ウクライナ紛争、イスラエルによるガザ侵攻といった世界的要因に加え、台湾やインドネシア、タイにおけるトップ交代、ベトナムで相次いだ政府要人の辞任、そして年末の韓国における非常戒厳事件など、アジアにおいても混乱が数多く発生した1年となった。2025年はこうした事柄に、トランプ関税を含む米中摩擦の激化、タイにおける最低賃金の大幅な引き上げといった要素が加わることになる。
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