中国・アジアの工場進出情報

2025.1.1・15 Vol.37 No.1
産業アナライズ<自動車>
世界販売トップ10に異変
中国韓国勢はどこまで食い込むか・後編

 タイ、インドネシア、マレーシアがアセアンのBEV(バッテリー電気自動車)ハブの座を狙うなか、自動車部品サプライヤーも動き出した。進出して来た中国と韓国のOEM(自動車メーカー)との取引を現地サプライヤーが狙っている。同時に電動モーター、減速機、インバーターの生産と、これらを合体させたe−アクスル生産は欧州勢も狙っている。欧州勢は「自分の手で生産するのではなく、現地資本のサプライヤーを組織化し、我われが必要なものを量産する体制を作ってもらう」という方法を考えている。欧州OEMが軒並みBEV量産計画を後退させたいま、BEV生産活動の中心は中国資本のOEMに移った。2025年以降の主戦場は、中韓勢が進出を狙うアセアンになるだろう。
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