中国・アジアの工場進出情報

2024.11.15 Vol.36 No.20
産業アナライズ<自動車>
中国車アセアンで「シェア20%」は可能か
鍵を握るのは日系OEMの商品力だ

 来年は米で第2次トランプ政権が発足する。前回の政権では連邦自動車燃費基準の引き上げを拒否し、衝突安全基準強化も先送りしたが、中国との敵対姿勢は顕著だった。いま振り返ればトランプ政権の対中姿勢が中国の景気を後退させ、自動車産業の海外進出を後押しした格好だ。中国からの完成車輸出は増え、いまや日本を抜いた。アセアンでも攻勢をかけている。いくつかの市場調査会社の予測を平均すると、タイでは中国車のシェアが20%になる可能性がある。インドネシアでは韓国勢の進出が目立つが中国勢も浸透を狙っている。果たして2025年以降のアセアン自動車市場はどうなるだろうか。
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