中国・アジアの工場進出情報

2024.11.1 Vol.36 No.19
産業アナライズ<鉄鋼・金属>
ニッケル需要、アジアを中心に高成長続く
中国・ネシアのステンレス鋼向けが牽引

 ニッケルの世界需要は2024年以降もアジア中心に高成長が続きそうだ。この牽引役は中国とインドネシアのステンレス鋼向けで、米国と欧州も堅調な伸びが見込まれている。こうしたなか、住友金属鉱山は豪州のニッケルプロジェクトに参画したほか、車載電池向け正極材の増産投資を進めている。また、太平洋金属は新たな金属製錬事業の参画に向け、カナダ企業と覚書を締結したほか、ニューカレドニア鉱石の調達拡大を推進している。さらに日本冶金工業は江蘇省法人の合弁相手と連携し、高機能材事業を強化する。
掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権は鰹d化学工業通信社に帰属します。
(C)The Heavy & Chemical Industries News Agency, all rights reserved