中国・アジアの工場進出情報

2024.11.1 Vol.36 No.19
産業アナライズ<機械>
油圧ショベル4社、アジア事業を再編
中国子会社解散/ネシア・印の事業基盤強化

 日本の油圧ショベルメーカー4社がアジア事業を再編している。中国市場の低迷が背景で、加藤製作所が中国子会社2社の解散を決議した一方、日立建機、コベルコ建機、コマツがインドネシアおよびインドの事業基盤を強化しており、日立建機はインドネシアの工場を拡張し、超大型油圧ショベルの量産を開始するほか、インドの3カ所で機械整備工場を開設した。また、コベルコ建機は同国の油圧ショベル用製缶品生産能力を増強した。さらに、コマツは同国で石炭採掘向け鉱山機械の再生施設を建設するほか、加藤製作所は本社に「インド事業準備室」を新設した。建設機械部品メーカーも中国の事業体制を見直す一方、インドの事業基盤を強化している。
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