中国・アジアの工場進出情報

2024.8.1・15 Vol.36 No.14
FOCUS
韓国・半導体材料で日系化学メーカーの投資が活発
住友化学とトクヤマが増産/三井化学は営業活動強化

 日系化学メーカーによる韓国での半導体材料投資が活発化している。住友化学は、完全子会社の東友ファインケムにおいて高純度ケミカルの増強投資を実施。トクヤマも、蔚山にSKジオセントリック(SKGC)との合弁で高純度IPA(イソプロピルアルコール)の新プラントを建設し、今夏にも稼働する予定となっている。これらは半導体の製造過程で洗浄液などに使われる薬液。韓国はDRAMの2大巨頭を持つ世界的な利点を活かし、半導体製造の内製化を推し進めている。そうした潮流のなかで、半導体製造に不可欠な材料を供給している日系化学メーカーの存在感が増している。
掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権は鰹d化学工業通信社に帰属します。
(C)The Heavy & Chemical Industries News Agency, all rights reserved