中国・アジアの工場進出情報

2024.8.1・15 Vol.36 No.14
産業アナライズ<再生可能エネルギー>
陸海空のモビリティ用バイオ燃料普及を目指すアジア
インドでアライアンス発足、日本企業はSAFなど注力

 自動車や船舶、航空機といった陸、海、空のモビリティ分野では、脱炭素化の達成へ、電気自動車(EV)などによる電動化技術を普及させることが世界の大きな潮流のひとつになっている。一方で電動化には、例えば充電インフラを新たに整備し充実させる必要があるなど様々な課題もある。こうした中で、モビリティ脱炭素化のもうひとつの手法に、バイオ燃料の活用がある。昨年秋には、バイオ燃料の世界的な普及拡大に向けたアライアンスをインドが発足させこれまでに20カ国以上が参加するなど、電動化一辺倒ではない、電動化へのほかの選択肢に取り組む動きも世界で起きており、日本企業もそのニーズに応えようとアジア各国で展開を進めている。
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