中国・アジアの工場進出情報

2024.6.15 Vol.36 No.11
産業アナライズ<機械>
金属加工機械メーカーの事業環境が悪化
牧野フライスが全社/アジアともに減収

 日本の金属加工機械メーカーの事業環境が悪化している。工作機械大手のオークマ、DMG森精機、牧野フライス製作所、鍛圧機械大手のアマダ、アイダエンジニアリングの2022年度売上高はいずれも全社、アジアともに2ケタ増を達成したが、2023年度はオークマのアジア、牧野フライスの全社、アジアの売上高が減収を余儀なくされたほか、アマダのアジア、アイダエンジの全社、アジアの売上高も1ケタ増にとどまった。これは、工作機械市場が2022年後半、鍛圧機械市場が2023年後半から調整局面に入っているためで、この局面は少なくとも2024年度前半まで続きそうだ。2024年度はオークマ、牧野フライスの全社を除き増収を見込んでおり、アマダとアイダエンジはアジアの売上高をそれぞれ前期比で6.4%、3.8%アップさせる計画。
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