中国・アジアの工場進出情報

2024.5.1 Vol.36 No.8
産業アナライズ<物流>
インドネシアで進む完成車輸送力の強化
川崎汽船、日本郵船らが投資加速

 日系物流会社による完成車の輸送能力強化に対する取り組みが進んでいる。インドネシアは、自動車市場においても巨大な内需を持つものの、輸出拠点としての位置づけはタイに比べて低く、2023年の完成車の輸出実績もタイの112万台に対し、インドネシアは50.5万台と半分以下に留まる。だが現地での販売台数がタイに比べ3割ほど多いこと、タイで労働力の減少が見込まれることなどから、タイに匹敵する輸出拠点としてのポテンシャルが見込まれるようになった。実際、三菱自動車はインドネシア拠点を世界への輸出拠点として位置付け、強化を進めている。
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