中国・アジアの工場進出情報

2024.4.15 Vol.36 No.7
FOCUS
【物流】
物流ハブとしての拠点網構築が相次ぐ

 日本企業による物流関連投資もベトナム同様に盛り上がりを見せている。足元では、内外需の低迷により物流需要も好調と言えない状況にあるのだが、2023年は多数の案件がスタートした。これはタイが本格的にASEANにおける物流ハブとしての地位を確立しつつある、と多くの企業が認識していることを示している。ベトナムも中国と米国を結ぶ生産拠点としての認識が固まり、日本企業をはじめとする多くの外国企業が進出を加速しているが、同国での生産活動はタイから多くの部品や資材の供給がなければ成り立たない。カンボジアやミャンマー、ラオスといった周辺国との物流も活発で「大メコン経済圏」の本格的な立ち上がりが目前に迫っていること見て、多くの物流企業が投資を加速している。
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