中国・アジアの工場進出情報
2024.3.15 Vol.36 No.5
産業アナライズ<化学>
アジアのポリエチレン新増設状況
2024年の拡張計画は前年の4倍/中国は2.5倍増へ
アジアエリアのポリエチレン(PE)新増設状況を見ていくと、2023年の完成・稼働は近年になく抑制され、年産能力で220万トン程度にとどまった模様だ。これに対して2024年は4倍増の874万トンが見込まれるものの、2025年には405万トンへと再び半減する見通し。このうちの大半を占める中国での新増設プロジェクトは、工期のズレはあっても工事自体は進められており、新規計画に対する当局の許認可も逐次進捗、抑制する気配が見られない。需要不振の中でこのままプロジェクトが推進されると、2025年以降になればなるほど需給ギャップの拡大は避けられなくなる。
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