中国・アジアの工場進出情報

2024.3.1 Vol.36 No.4
FOCUS
【中 国】
新エネルギー車比率が3割突破

 2023年の中国市場は、1〜7月と8〜12月でまったく状況が異なった。1〜2月は単月販売台数が200万台を下回る絶不調ぶり。3〜7月は前年比で二ケタ増の月もあったものの、比較対象となる2022年が極めて低調だったことを考慮すれば、決して好調とは言えない状況にあった。回復の兆しが見えてきたのは8月。そして9月〜12月は例年にないほどの好調となった。1年が終わってみれば、販売台数、生産台数、輸出台数ともに史上最高を更新する急激な復調を見せたことになる。好調を取り戻した要因としては、政府の支援策が効果を生んだこと、リベンジ消費が始まったこと、各社の値引き合戦が効を奏したことなどが挙げられている。
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