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アジアの自動車産業の現況(上)
23年は中印が成長、ASEAN市場は低迷 |
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2023年のアジア自動車市場は、弱含みで推移した。とくにASEAN主要市場は１年を通して全面的な停滞が続き、足元でも明確な回復の兆しは見えていない。中国市場も秋頃までは低調に推移し、アジア経済や日本企業の業績の重しとなった。ただ中国市場は秋頃から急速な回復に転じ、１年を通じての販売台数は初めて2,500万台を突破。過去最高記録を更新する結果となった。一方、１年を通じて好調が続いたのはインド市場。2022年に日本を抜き世界３位の市場となった後も、アジアで唯一と言っていいほどの順調な成長ぶりを見せた。
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