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産業アナライズ<化学> |
中国のPE輸入先が様変わり
米国品シェアがトップに/中東品シェア急落 |
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中国のポリエチレン(PE)輸入先が様変わりとなっている。2023年に米国品の輸入量が2.4倍にも急増し、過半数を占めていた中東5カ国のシェアが10ポイントダウンの43%弱にまで急落した。PEの輸入量は2020年をピークに2年連続で減少し、2023年は2%増となったものの、その内訳を見ると、国産能力が大きく拡張したHDPE(高密度PE)だけが13%減となり、それ以外は大きく伸びた。これまで、競争力を有する中東品と米国品だけがシェアを伸ばしてきたが、設備拡張が停滞している中東勢を尻目に、米国勢がシェール由来のPEプラント拡張プロジェクトを進めてきた結果、中国市場での大幅なPEシェア拡大を果たしている。
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