中国・アジアの工場進出情報
2023.12.15 Vol.35 No.22
華人企業家の夢と野望
「運河」ではなく「陸橋(Land Bridge)」で
―― 新たに持ち上がったクラ地峡開発構想
東南アジア大陸部から南に長く伸びるマレー半島。その最も狭い辺りを「クラ地峡」と呼ぶ。そこに運河を開削し、左右に広がるアンダマン海とタイランド湾(シャム湾)を結ぶことで、マラッカ海峡を経ない海運ルートの建設を目指すクラ地峡開発構想は、これまでも浮かんでは消え、消えては浮かび、間欠泉から吹き出す熱湯が周囲に降り注ぐよう周辺関係諸国を巻き込みザワつかせてきた。
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