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産業アナライズ<自動車> |
包囲網の中の中国製BEV・中編
「安さ」への攻撃が始まった |
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EU(欧州連合)はBEV(バッテリー電気自動車)普及促進の急先鋒である。PHEV(プラグイン・ハイブリッド車)と通常のHEV(ハイブリッド車)の存在意義を認めている中国よりも強烈にBEVシフトを志向している。しかし、在欧OEM(自動車メーカー)とその周辺を取材すると、夏休み前にはすでに「BEV疲れ」という声が聞かれた。9月13日にEU委員会が発表した「中国でどのような補助金BEVが使われているかの調査実施」を自動車業界は知っていた。欧州のOEM各社は中国に展開する合弁工場で欧州向けBEVを生産し輸出する計画を進めているが、EU政府の中では「欧州で使われるBEVは欧州のルールが適用されるべきだ」との声が根強い。しかし、現実問題としてBEV普及のネックは車両価格の高さであり、OEM各社はこれを何とかしたい。中国からの完成車輸入は解決策のひとつである。
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