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産業アナライズ<化学> |
アジアのPDH新増設動向
原料プロパン価格低位安定でマージン好転 |
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プロパンからプロピレンを製造するPDH(プロパン脱水素)法プラントの新設計画が活発だ。アジアでは中国だけで2023年中に前年の倍に相当する1,000万トン近い能力が加わる予定であり、欧米でも170万トンの新設備がすでに完成、さらに複数の新プラント建設が進められている。従来製法に比べ、原料のプロパン価格が昨年来の高騰で必ずしも優位とはいえない状況だったが、今春以降の下落によりマージンは好転しており、長期的にもコスト優位性があると見られている。各プロジェクトの現状を追ってみた。
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