中国・アジアの工場進出情報

2023.10.1 Vol.35 No.17
バンコクレポート
タイのセター政権は短命か=筑波大・外山文子准教授に聞く
民主化の勢いはやまず、政情不安が続く

 タイの新政権がようやく発足した。5月14日の総選挙(下院選)で第1党になった前進党は、タクシン派の貢献党など8野党の連立政権を目指したが、首相選出に失敗。貢献党は離脱し、親軍・王党派と組むことで、貢献党が推したセター氏が8月22日に次期首相に指名された。実業界出身のセター氏の経済政策に期待する一方、国内外から「民意を無視した談合政権」と批判されている。タイの政情不安は続くのか。現地事情に詳しい筑波大の外山文子准教授に聞いた(9月15日脱稿)。
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