中国・アジアの工場進出情報

2023.9.1 Vol.35 No.15
産業アナライズ<機械>
昇降機2社の中国展開〜上海法人の構造改革を実施
保守事業を強化

 昇降機の中国需要が低迷している。ゼロコロナ政策による経済活動の低迷を背景に2021年の97万台をピークに2022年には93万台弱に減少。さらに2023年には80万台程度まで落ち込む見通し。こうしたなか、三菱電機ビルソリユーションズは「三菱電機上海機電電梯」(MESE、上海市)の構造改革を実施するとともに、「上海三菱電梯」(SMEC、同)を主体に保守ビジネスを強化する。一方、日立グループは中国・アジアにおける昇降機事業の基盤強化に向けて、2022年4月に台北市の昇降機製造・販売・サービス子会社「永大機電工業」(現日立永大電梯)を完全子会社化したほか、広東省にエレベーターの保守管理会社を設立する。
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