中国・アジアの工場進出情報

2023.6.15 Vol.35 No.11
産業アナライズ<自動車>
BYD、吉利、上海汽車…
中国製BEVの欧州本格進出始まる

 中国車の対欧州進出が進んでいる。7月に比亜迪汽車(BYDオート)は量販BEV(バッテリー電気自動車)「ドルフィン」をノルウェー、スウェーデンなどで発売予定で、価格はBEVとしては最安値の3万ユーロ以下と言われている。吉利グループはかつてサーブ・オートモーティブが開発拠点として設置したスウェーデン国内の施設を所有者であるトロールハッタン市から借り受け、欧州3番目の吉利グループ開発拠点として活用する。すでに欧州では、EU(欧州連合)認証ではなく国ごとの認証を利用した中国製BEVの販売が始まっているが、EU認証取得をめざすモデルが増え、BMWなどプレミアム市場を目指す動きも出てきた。
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