中国・アジアの工場進出情報

2023.5.1 Vol.35 No.8
産業アナライズ<再生可能エネルギー>
Amazonがアジアで再エネプロジェクトを加速
屋上設置型からソーラーファームに軸足を移行

 米通販大手のAmazonが再生可能エネルギーの調達を加速している。2022年には11カ国で133件、8.3GWの再エネプロジェクトを立ち上げ、件数ベースで前年比49.6%増、能力ベースでは同70.9%増と大幅に保有発電量を引き上げた。現在、同社の保有する再エネ施設は、合計22カ国、401件、発電能力は20GWを超える。これは米国では530万世帯、欧州では1,530万世帯に供給する電力量に相当し、単一企業としては世界最大の再エネ調達量となる。世界的な大企業によるアジアにおける再エネ事業の取り組みは拡大傾向にあるが、そのなかでもAmazonの規模は群を抜いて巨大だ。
掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権は鰹d化学工業通信社に帰属します。
(C)The Heavy & Chemical Industries News Agency, all rights reserved