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産業アナライズ<自動車> |
次世代電池の開発現場・後編
全固体電池はどうなるか |
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2025年時点の車載用LIB(リチウムイオン2次電池)生産は中国が世界の70%を占め、その総量は約2,900GWh(ギガワットアワー)になるとの予測がある。全世界の電池生産は4,100GWh強だ。しかし、中国ではすでに車載用LIBが余剰になりつつある。中国政府のNEV(新エネルギー車)普及促進策によって国内の電池メーカーは活気付いたものの、昨年は過剰生産でLIB在庫が積み上がった。中小のLIBメーカーが淘汰される可能性は高まり、同時に電池価格暴落の危険性もある。そんな中で大手LIBメーカーは生産設備投資の見直しに入った。次世代電池の開発はどうなるだろうか。
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