中国・アジアの工場進出情報
2023.4.1 Vol.35 No.6
産業アナライズ<鉄鋼・金属>
YKK、アジアのファスナー市場で攻勢
越とパキスタンで工場増設/営業本部の本部機能を越に移転
ファスナー世界最大手のYKKは2021年度から4年間の「第6次中期経営計画」の3年目に当たる2023年度の事業計画を公表した。これによると、ファスニング事業の設備投資額の半分強を中国、ASEAN、ISAMEA(南アジア、中東、アフリカ)に振り向け、ベトナムとパキスタンで工場を増設するほか、営業本部の本部機能をベトナムに移転する。一方、AP事業では、過去最高の設備投資額を計画しており、日本と米国で樹脂窓、ビル用アルミ建材の増産投資を積極的に実施するほか、インド法人のアルミ押出機を更新する。
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