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2023年の最低賃金状況
中国はブレーキも東南アジアは加速 |
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アジアにおける最低賃金の引き上げ状況は前年から大きく様変わりした。2021年〜2022年にかけて、ASEAN諸国がコロナ蔓延でダメージを受けた企業を守るため最低賃金の引き上げを見送るなか、中国は全国的に積極的な引き上げを実施した。だが、2022年〜2023年にかけてはこれが一変。中国がコロナによる混乱を受け、最低賃金の引き上げを過去最低レベルまで引き締める一方、ASEAN諸国は「ポストコロナ経済」に突入したことやインフレを理由に高水準での引き上げを実施している。双方とも前年の反動と言うこともできるが、コロナに対する姿勢と、経済状況を反映した結果であることは間違いない。為替の変動もあるため一概に比較することは難しいが、ドル換算ではASEAN諸国の首都圏レベルの都市・地域ではすでに中国平均を上回る状況となっている。
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