中国・アジアの工場進出情報
2023.1.1・15 Vol.35 No.1
FOCUS
2022年のアジア投資を振り返る
2023年は再編・再構築がキーワードに
2022年は、コロナ経済に入って3年目(2019年末から始まったと考えれば4年目)とあって、3、4月あたりから多くの国が「ポストコロナ」もしくは「withコロナ」へと向かうなど、2020年、2021年とは大きく異なる1年となった。大部分の国で規制緩和が進み、東南アジアや南アジアでは力強い景気回復につながった。一方で、「ゼロコロナ」に固執する中国で経済および生産活動が停滞したことや、米国景気が冷え込みつつあること、世界的な物価高による消費意欲の減退、ウクライナ問題などが影を落とした。東アジア経済の成長エンジンのひとつであった半導体市場が減速したこともマイナス要因となった。
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