中国・アジアの工場進出情報

2022.12.1 Vol.34 No.18
トピックス
中国のホワイトカラー求人数が大幅減
ASEAN、インドはコロナ前の水準に回復

 アジアのほとんどの国でポストコロナ経済への突入が確認され、企業による求人数が増加するなか、「ゼロコロナ」に固執する中国で求人数が大幅に減少している。世界11カ国で人材紹介事業を展開し、東南アジアでは最大級の規模を誇るジェイエイシーリクルートメント(JACリクルートメント)がこのほどまとめた2022年第3四半期(7〜9月)の「アジア各国のホワイトカラー人材紹介市場の動向」によると、同社に対する中国での求人数は前年比で70%減、前期比でも53%減と大幅な落ち込みを記録した。足元で半導体不況が始まった韓国(前年比15%減、前期比16%)、比較対象となる期が良かったため相対的にマイナス成長となったインドネシア(同8%減、39%減)と比べても明確な大きく落ち込みとなっており、経済低迷に対する危機感が転職市場に大きく影響している。以下に国ごとの状況を紹介する。
掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権は鰹d化学工業通信社に帰属します。
(C)The Heavy & Chemical Industries News Agency, all rights reserved