中国・アジアの工場進出情報

2022.11.15 Vol.34 No.17
バンコクレポート
タイ、カンボジアとの天然ガス共同開発に意欲
自主鉱区が減産、ミャンマー危機、LNG高騰の三重苦

 タイのスパタナポン副首相兼エネルギー相は9月13日、タイ湾におけるカンボジアとの国境領域(OCA)で資源開発に乗り出すため、2国間協議を開始する方針を明らかにした。タイは自国生産する天然ガスとミャンマーからの輸入に頼っているが、いずれも近い将来に枯渇する懸念がある。OCAの天然ガス埋蔵量は推定11兆立方フィート。OCAを確保すれば、2030年以降も安定供給が見込める。「最後の未開地」と言われるOCA開発の期待が高まってきた。
掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権は鰹d化学工業通信社に帰属します。
(C)The Heavy & Chemical Industries News Agency, all rights reserved