中国・アジアの工場進出情報

2022.10.15　Vol.34　No.15
産業アナライズ＜再生可能エネルギー＞
アジアで沸き起こる地熱発電への期待、日本企業が活躍
ラオスや台湾でもプロジェクトが浮上

　アジア各国で地熱発電への期待が高まっている。アジアでは日本のほかインドネシアやフィリピンで地熱資源が豊富に存在するとされ、日本企業もこれらの国々による発電事業の運営や発電所の建設業務の担当などでその普及に一役買っている。また最近では、これらの国以外でも地熱発電所の建設を目指す動きが現れはじめている。脱炭素化を目指し、また昨今の燃料費の高騰にも世界が見舞われるなかで、再生可能エネルギーの導入を進めるアジア各国において、再エネの中でも太陽光発電などと異なり、変動の少ない安定した電源などとされる地熱発電の存在、またそれに関わるノウハウや経験を持つ日本企業各社の役割は大きい。
掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権は㈱重化学工業通信社に帰属します。
(C)The Heavy & Chemical Industries News Agency, all rights reserved