中国・アジアの工場進出情報

2022.10.1 Vol.34 No.17
産業アナライズ<機械>
油圧ショベルメーカー各社のアジア戦略
中国の生産体制再編/ASEAN・インド展開を加速

 日本の油圧ショベルメーカー各社が中国の生産体制を再編している。需要の減速や現地企業の台頭などの事業環境の変化に対応するため、コマツ、コベルコ建機、日立建機が中国で生産能力の縮小や周辺国への輸出を実施。なかでもコマツ、コベルコ建機は中国での油圧ショベル年産能力をそれぞれ7,000台、5,000台削減する。一方、ASEANとインドでは、高水準の設備投資を継続。2021年に日立建機、2022年には住友重機械工業がインドネシアで工場を建設したほか、コベルコ建機が2024年の稼働をめどにインドで増産投資を推進している。また、インドでは神鋼商事が油圧ショベル部品の合弁工場を2022年中に立ち上げる予定。
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