中国・アジアの工場進出情報

2022.7.1 Vol.34 No.12
産業アナライズ<化学>
アジアのPDHプロピレン新増設動向
昨年も今年も500万t超の能力拡大/来年以降さらに増大

 石油化学産業の主食は基礎原料のエチレンだが、米と並ぶ消費量の小麦に相当するのが同じ基礎原料のプロピレンだ。通常のナフサ分解により、エチレンの半分から6割程度までの割合で連産されるほか、後述する種々の製法でも得られるが、それだけを製造する目的生産という手段として、PDH(プロパン脱水素)法によるプロピレンの増産計画が活発化。これに対応するのがエタン分解によるエチレンの製法で、近年ではそれぞれのニーズに対応して増産を図るプロジェクトが続出している。アジアのPDH法プロピレン製造設備新増設計画は依然活発で、2021年だけで年産500万トンを超える能力拡大が進められた。2022年はこれを上回る新増設が予定されており、そのほとんどが中国だ。来年以降も大幅な新増設計画が継続する。
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