中国・アジアの工場進出情報

2022.6.15 Vol.34 No.11
産業アナライズ<再生可能エネルギー>
外国企業の投資に期待するフィリピン
日本企業が大きな存在感

 フィリピン政府は、2030年までに総発電量に占める再生可能エネルギー(水力は含まず)の比率を35%に、2040年までに50%とする目標を掲げている。目標としては他のASEAN諸国と比較して、高くもなく低くもなく。だが、その道筋は厳しい。フィリピンの再エネ比率は実際のところ、ここまで縮小し続けているのだ。2010年時点で34%あった同国の再エネ比率は2018年には17%まで縮小。人口増加と経済成長を背景に電力消費量が増加したことから、火力発電所を増やし続けてきたためだ。
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