中国・アジアの工場進出情報

2022.6.1 Vol.34 No.10
FOCUS
アジア自動車産業の現況
市況とEV産業の行方/日本企業の投資状況

 アジアの自動車産業が大きな変革期を迎えている。アジアの自動車市場はベトナムなど新興国を除き、コロナ前から成長率は頭打ちとなり、停滞の気配が漂っていた。そのなかで始まった電動化とコネテクテッド化の波。すでに中国では電動車が市場全体の2割を占めるまでに成長し、自動車産業の成長を牽引する大きな存在となっているが、東南アジアでは市場の形成、製造、インフラ整備などすべてこれからだ。今後、東南アジアやインドにおいてもあらゆる部分で新たな需要と市場が誕生することは確実で、現地政府や現地企業だけでなく、日本企業をはじめとする外資企業にとっても大きなチャンスとして認識されるようになり、現実的な投資が始まっている。
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