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| 産業アナライズ＜自動車＞ |
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中国自動車市場を読み解く・５
いつか日本人は中国車を買うか |
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自動車の価格が上がり始めた。資源価格の高騰や世界的な半導体不足などは直近の事情だが、欧米では車両の性能・機能にかかわるコストが上昇しており、中国でも値上がり傾向にある。国民平均所得が上がらない日本では、すでに新車販売の半分が軽自動車になった。もし、コストパフォーマンスが高くデザインや性能面でも魅力的な中国車が輸入するようになったら、日本市場でも売れるだろうか。じつは、中国車の中には日本企業が設計や施策を受け負った例がいくつもあるほか、現在でも中国メーカーから積極的に開発を受注している例がある。以前は「モーターショーに出品するコンセプトカー(概念車)の製造は日本企業にかぎる」と言われていたが、市販車も日本企業が支援しているというのが実態だ。
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