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| 産業アナライズ＜自動車＞ |
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中国自動車市場を読み解く・３
世界最大のセダン市場という顔 |
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2021年の中国国内自動車市場では轎車(セダン系)が993.4万台売れた。前年比7.1％増であり、これはSUVの伸び率6.8％をわずかに上回る。絶対数ではSUVが1,010.1万台とセダン系を上回ったが、１年間に1,000万台近いセダン系が売れる国は中国しかない。中国の自動車市場については新能源車(NEV＝ニュー・エナジー・ビークル)の急増、とくにBEV(バッテリー電気自動車)の売れ行きばかりが喧伝されるが、世界最大のセダン市場であることも忘れてはならない。中国のユーザーの中には「BEVだから買う」という人だけでなく「気に入ったデザインのクルマがたまたまBEVだった」という購入動機も多い。自動車購入の経験が浅い市場にとっては「すべてが選択肢」なのである。
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