中国・アジアの工場進出情報

2022.4.1 Vol.34 No.6
産業アナライズ<鉄鋼・金属>
YKK、アジアのファスナー市場で攻勢
パキスタンで工場増設/ASEANで域内連携推進

 ファスナー世界最大手のYKKは2021年度から4年間の「第6次中期経営計画」の2年目に当たる2022年度の事業計画を公表した。これによると、ファスニング事業の設備投資額の半分強を中国、ASEAN、ISAMEA(南アジア、中東、アフリカ)に振り向け、パキスタンで工場を増設するほか、ASEANでは域内連携を推進し、商品開発力および開発基盤を強化する。また、4年間累計の同事業の設備投資の主な充当先としてベトナム、パキスタン、インドを挙げた。一方、AP事業では、過去最高の設備投資額を計画しており、日本と米国で樹脂窓、ビル用アルミ建材の増産投資を積極的に実施する方針。
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