中国・アジアの工場進出情報

2022.3.15 Vol.34 No.5
バンコクレポート
大手生保タイライフが上場、明治安田生保が出資
大洪水以来10年ぶりの保険危機、業界再編が加速か

 明治安田生命が出資する大手タイライフが近く上場する。明治安田は東南アジア諸国連合(ASEAN)市場の拠点として2013年7月に約700億円でタイライフの株式15%を取得した。日本生命が筆頭株主であるバンコクライフは09年9月に上場しており、同社に次ぐ大型上場となる。タイの保険市場はシンガポールに次いでASEAN2位に成長した。しかし、少子化が進展する上、自動車市場が成熟化し、将来の頭打ちが懸念されている。生き残りをかけた生保・損害保険業界の再編が本格化してきた。
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