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産業アナライズ<自動車> |
中国製BEVの国際競争力・前編
評価は過大か、それとも正当か |
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世界はいま、安価なBEV(バッテリー・エレクトリック・ビークル=電気自動車)を求めている――これは間違いない。そのため中国製品への注目度が高まった。車両電動化で中国勢の先頭を切った比亜迪汽車(BYDオート)は5〜6年前から欧州に完成車輸出を行っており、乗用車だけでなくバスでも輸出実績がある。上海汽車集団はイギリスから買収したMGブランドのBEVを出荷しているほか上汽大通は昨年から商用BEVの出荷を開始した。中国企業の発表と、それを報じる記事の表面だけを追えば「安価な中国製BEVへの注目度高まる」となるが、販売台数を追いかけると、1車種ごとの台数はそれほど増えず車種数が増えていることがわかる。これが意味するところは「正式な車両認証手続きを経た輸出ではない」ということだ。果たして中国製BEVは使えるのか。それ以前に、本当に世界各地に向けて輸出できるのか。この点を追った。
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