中国・アジアの工場進出情報

2021.12.1 Vol.33 No.21
産業アナライズ<自動車>
アセアンをめざす中台韓・その2
現代自動車は南へ、そして東へ

 韓国の現代(ヒョンデ)自動車は、傘下に置く起亜自動車と現代・起亜グループを形成しており、トヨタ、VW(フォルクスワーゲン)、ルノー・日産・三菱、ステランティス(旧PSAとFCA)に次ぐ世界第5位の規模にある。2022年の海外展開は、中国での販売立て直し、北米での販売立て直し、インドネシアでの生産開始、日本再上陸の4点が重点になる。さらに、中期的には2019年に策定した「現代自動車2025戦略」の中で事業比率を自動車50%、パーソナルエアビークル30%、ロボット20%とする構想を打ち出した。アセアン事業は自動車が中心であり、日本車が手薄なBEV(バッテリー・エレクトリック・ビークル=充電式電気自動車)で優位に立とうと考えている。
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