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産業アナライズ<化学> |
アジアのポリプロピレン新増設動向
昨年565万t増/今年656万t増のうち中国が1,000万t超 |
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アジアエリアにおけるポリプロピレン(PP)の新増設状況をまとめてみると、今年の供給増に寄与できた2020年のPP増加能力は年産565万トンで、2021年中に完成する予定のPP新増設プラント能力は656万トン。そのうち中国が占める生産能力は、2年間の合計では1,000万トンを超える。自動車向けを主力に包装材料や日用品向けなどに需要増が続くPPは、今後も自動車軽量化の進展や食品容器用フィルム向けの用途拡大などにより、年率4〜5%程度の堅調な成長が見込まれる。
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