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FOCUS |
加速するアジア拠点再編の動き
サプライチェーンから経営体制まで |
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日本企業によるアジア拠点再編の動きが加速している。生産拠点の移管とサプライチェーンの再構築、営業拠点の統合、統括拠点の移転など様々な動きが見られるが、2タイプに大別できる。1つはやはり生産・サプライチェーンの再編。つまり中国一極集中型からASEAN分散型への移行である。同じラインを複数の国に整備するケースと、品目・工程・仕向地でラインを分けるケースが見られる。前者はリスク対策を重視した体制、後者はサプライチェーンの最適化を重視したものと言える。もう1つは、経営体制の最適化の動きである。統括会社の設立、もしくは既存拠点の統括会社化といった動きが加速している。もちろんこれも以前からの大きなテーマではあるが、コロナ禍で「ヒト」の動きが完全にストップしたことで、現地での体制強化がより喫緊の課題として意識されたようだ。
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