中国・アジアの工場進出情報
2021.9.15 Vol.33 No.16
産業アナライズ＜化学＞
中国の上期化学品生産は概ね二ケタ増
エチレン27％増／合樹輸入急減／原油輸入も減少
中国の2021年上期(１－６月)化学品生産実績は、石油化学基礎原料のエチレンが対前年同期比で27％も増加したのを筆頭に、合成樹脂、プラスチック製品、化合繊、合成ゴムの全てが二ケタ増となった。ただし、合成洗剤のみが唯一減少(６％弱)しており、増加の一途を辿っていた五大汎用樹脂の輸入も４月以降は急減、合成樹脂全体では上期で８％のマイナスとなった。価格高騰が続く原油の輸入量も減少しており、昨年前半のコロナ禍という事業環境からは様変わりした中国の化学品需給状況を見ていく。
⇒
全文(PDFファイル)
掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権は
㈱重化学工業通信社
に帰属します。
(C)The Heavy & Chemical Industries News Agency, all rights reserved
