中国・アジアの工場進出情報

2021.8.1・15 Vol.33 No.14
産業アナライズ<自動車>
アセアンで電動車は売れるか?
三菱自工の実験が始まった

 三菱自動車工業は昨年12月、タイの生産・販売会社であるMMTh(ミツビシ・モーターズ・タイランド)で「アウトランダーPHEV」の生産を開始した。欧州でヒットしている同車が日本以外で生産されるのは初めてだ。また、ことし6月には日立物流のタイ子会社であるEGLP(エターニティ・グランド・ロジスティクス・パブリック)と軽商用バンのBEV(バッテリー電気自動車)「ミニキャブMiEV」についてタイ国内での実証実験を行うことで合意した。三菱はPHEV(プラグイン・ハイブリッド車=外部充電でも走れるハイブリッド車)とBEVでは先駆的存在であり、現在は同じくBEV事業を中心に据える日産と連合を組む。いよいよアジアでの電動車展開へと乗り出した形だが、果たして現地生産まで進むだろうか。
掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権は鰹d化学工業通信社に帰属します。
(C)The Heavy & Chemical Industries News Agency, all rights reserved