中国・アジアの工場進出情報
2021.３.15 Vol.33 No.5
バンコクレポート
タイ、日本支援の都市鉄道レッドラインが開業
運賃高騰で苦情、地方展開は遅れる見通し
バンコク首都圏の都市鉄道網が広がっている。日本が資金・技術を支援したレッドラインは今年３月に試運転を開始し、11月に正式開通する。タイ初となる東部高速鉄道は年内に着工する見通しで、2023～24年の開業を目指す。都市鉄道はタクシン元首相が推進し、軍政も「国家百年の計」として開発を引き継いだ。大型インフラ整備計画として経済の活性化を促すほか、沿線の住宅・商業開発により持続的な成長が可能となる。渋滞の緩和など社会面の改善も期待できる。現状をリポートする。
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