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産業アナライズ<自動車> |
2020年中国自動車市場総括・後編
「前年比1.9%マイナス」の中身 |
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2020年の年初に中国汽車工業協会(中汽協)が発表した自動車需要見通しは「横ばいまたは微増」だった。COVID-19(新型コロナウィルス感染症)蔓延が始まるころだった。内陸部最大都市の武漢を封鎖し、感染拡大を抑えたと中国政府が宣言するころから、工場出荷台数は増加に転じていた。しかし、乗用車メーカーで構成する全国乗用車市場信息聯席会(乗聯会)は、中汽協発表の工場出荷台数が3カ月連続で前年同月を上回っていた7月でも2020年暦年の見通しを前年比マイナスだった。2021年市場について中汽協は前年比4%増、2,600万台を掲げているが、2025年までの長期予測では弱気の発言も聞こえてくる。中国自動車市場の実態は、中汽協発表データだけではつかめない。
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