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産業アナライズ<自動車> |
2021年の電動化問題
バッテリートラブルは解消するか |
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昨年の自動車産業界は「エンジン車禁止」の話題に揺れた。実際にはまだ「○○年までにエンジン車の販売を禁止する」という案件に法的拘束力を持たせ、政治的日程に組み込んだ国はない。以前のフランスのように、大統領が単純に「宣言」しても議会の承認を得られなければ、ただの意思表示である。また、エンジン車禁止とは、純粋にICE(インターナル・コンバッション・エンジン=内燃エンジン)だけで走行する車両を指すのか、それともHEV(ハイブリッド・エレクトリック・ビークル)のように何らかの電動動力を持った「E」の文字を含むカテゴリーを含めるのか。この点もはっきりしない。一方で、EU(欧州連合)では中国に続いてBEV(バッテリー電気自動車)の販売が活発化したが、これはある意味で問題を抱えたままの見切り発車だった。2021年も自動車産業会にとっては「電動化」問題に揺れる1年になる。
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