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| 産業アナライズ＜自動車＞ |
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バッテリーが足りない！
電動車の急増産が招いた危機 |
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トヨタが日本国内で発売する「RAV４プラグインハイブリッド」の受注を予定より早く打ち切った｡「搭載するLiB(リチウムイオン電池)の生産能力を超える受注があったため」とトヨタは説明した。ホンダも「ホンダe」の受注を一時ストップしたが、これもLiB調達量を確定できないという背景がある。日本だけではなく、欧州でも現在のLiB調達は逼迫しつつある。BEV(バッテリー電気自動車)の普及を進めているのは中国と欧州だが、ここへきて中国は「ハイブリッド車も歓迎」という方向に舵を切った。欧州ではBEVとPHEV(プラグイン・ハイブリッド車)をECV＝エレクトリカリー・チャージャブル・ビークルと称し、輸送部門のCO2(二酸化炭素排出)排出抑制の目玉にしている。LiB需要は中国、韓国、日本がほぼ一手に引き受けているが、競争をリードするためには新規投資が必要であり、その判断を迫られている。
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